THE HIGHLIGHTS

改修ハイライト 10 選

AutoDev LG の版番号は 150 を超えました。その中から、あとの結果がはっきり変わった 10 手を選びました。古い順です。

01v699/20

「直すたびに版を上げる」ルール誕生

何が起きていたか
それまでは開発途中の版(LG1.10.68)に直接手を入れ続けていて、版番号が変わらなかった。
どう直したか
AutoDev LG を 1 回直すたびに版番号を 1 つ上げ、ZIP で保存するルールに。v69 がその最初の版。
その結果
どの run がどの版で走ったかを、あとから必ずたどれるように。版番号が 150 を超えているのは、このルールのせいです。

「版番号インフレの始まり。」

02v769/21

1 週間ぶりの PASS

何が起きていたか
loop16 では、設計役が画面の「タイトル入力欄」を設計に書き忘れ、テストは入力欄を推測で扱って落ちた。テストの中で、差し替えた関数が自分自身を呼び続ける無限ループも起きていた。
どう直したか
設計の見本に入力欄を入れ、テストの中の自己呼び出しを見つけるチェックを追加。
その結果
次の loop17 が 9/21 に PASS。9/14 以来、1 週間ぶりの成功。

「入力欄のないタスクボードは、さすがに使えない。」

03v869/23

同じファイルを延々と読み直す病

何が起きていたか
ワーカーが正しいファイルを書き終えたあとも、同じ 3 つのファイルを約 50 回見直し続け、作業回数の上限で止まっていた。
どう直したか
原因は、会話が 12 手ほどで自動要約されること。要約が「まだやることがある」と勘違いしたメモを書き込み、ワーカーはそちらに従っていた。要約が始まるまでの長さを 12 → 32 に延ばした。
その結果
書き終えたら素直に終わるようになり、ムダな読み直しが減った。

「メモを取りすぎて、やることを見失う。」

04v1019/24

「テストの方が間違っている」を認める

何が起きていたか
直近 20 回の PASS は 3 回(15%)。失敗 17 回のうち 13 回は、正しい実装でも通らない、間違ったテストが原因だった。それまで一度作ったテストは変更できなかった。
どう直したか
人間の承認を得て方針を変更。条件つきで、間違ったテストだけを別のモデルに作り直させ、さらに別のモデルが点検してから差し替える仕組みを追加。
その結果
翌 9/25 は taskboard で 4 回 PASS(v101・v103・v105・v108)。

「採点表が間違っていたら、採点表を直す。」

05v1149/26

同じ答えが 2 回出たら、すぐ別の手

何が起きていたか
loop59 では、診断が一字一句同じ答えを繰り返し、修理を 8 回・約 90 分続けて、それまで通っていたテストまで壊した。2 時間 56 分で人間が止めた。
どう直したか
人間の要望で、同じ結果が 2 回出たら、すぐに回避策に切り替える仕組みを追加。
その結果
同じところをぐるぐる回るムダな時間が減った。

「同じ話を 2 回したら、話題を変える。」

06v117・v1189/26

3 回連続 PASS を達成

何が起きていたか
テストを直すための指示文に同じテストを何度も貼っていて、最大約 6.9 万トークンに膨らみ、モデルが読める長さ(65,536)からあふれていた。さらに v114 で入れた「設計の部分修正」は、自分のバグで一度も成功しない状態だった。
どう直したか
指示文を 85 KB → 6.4 KB に圧縮し、部分修正のバグも直した。v118 ではレビューの答えの小さな抜けを補う仕組みも追加。
その結果
v117 で loop63 が PASS、v118 で loop64・loop65 も PASS。taskboard で 3 回連続 PASS を達成。

「直すための仕組みに、直すべきバグがあった。」

07v1309/27

最後の砦、gpt-oss-120b 加入

何が起きていたか
作り直しや点検には「作った本人とは別のモデル」が必要だが、INVADERS の inv10 ではその別モデルが尽きた。
どう直したか
人間の要望で、3 つ目のモデル系統として gpt-oss-120b(63.4 GB、GPU 5 枚に分けて載せる)を追加。出力の速さは Flash-Next の約 2 倍。
その結果
テスト作成の合格率 73%(モデル成績表より)。loop69・loop70 では、ほかのモデルが通せなかったテスト作成を gpt-oss-120b が通した。

「控えに、大物を置く。」

08v134 → v1409/28

WSL が消えて、戻ってきた

何が起きていたか
開発環境の WSL(Windows 上の Linux)が丸ごと消えた。
どう直したか
人間の判断でいったん Windows ネイティブ版(v134)に移植したが、長い文脈で llama-server がかなり遅く不採用。WSL を作り直して戻った(v140)。
その結果
作り直した WSL で loop67 が PASS(約 79 分)。環境の作り直しは成功。

「引っ越したけど、元の家に戻った。」

09v141〜v1439/28〜9/29

MTP で 79 分 → 54 分

何が起きていたか
taskboard を 1 回作るのに 1 時間半近くかかり、1 日に試せる回数が限られていた。
どう直したか
MTP(複数トークン予測)を各モデルに入れた(v141・v142)。さらに本番のリクエストを録って再生し、速さの設定を総当たりで詰めた(v143)。
その結果
taskboard の所要時間が loop67 の 79 分から loop68 の 54 分に(v142)。

「GPU は 1 枚も増やしていない。」

10v144・v1459/29

最速 38 分の PASS

何が起きていたか
loop69・loop70 が NOT PASS。loop69 は、テストが選択欄の値を書き換えるだけで、選んだときの処理を動かしていなかった。loop70 は、設計で KeyError と決めた場面で、テストが ValueError を期待していた。
どう直したか
画面操作には、アプリの処理を実際に動かす手順(ボタンを押すなど)を必須に(v144)。設計と違うエラーを期待するテストは「テスト側の間違い」と判定して直すように(v145)。
その結果
loop71 が約 38 分で PASS。taskboard の最速記録。

「値を書き換えても、選んだことにはならない。」

+v1509/29

おまけ:直したら、別のところが壊れた

設計図の抜けを点検する仕組みを入れた(v150)。ところがその副作用で、INVADERS の inv26 では設計図から「画面を描く部分」が抜け、Qwen3.8-27B・Gemma-4-26B-A4B-it・gpt-oss-120b の 3 モデルともテスト作成で止まった。次の直し方は、方針を決めてから取りかかる。

「モグラたたき、継続中。」

内容は各版の CHANGELOG、引き継ぎメモ、run の記録から。